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FX取引では、真面目な人ほど損をする理由。FXで注意すべきポイント。フォーカスアンドディープ

FX 真面目な人ほど損をする 13:06

いつもご覧いただきありがとうございます。

今日は、「FXは知識量では勝てない
真面目なトレーダーを苦しめる魔物の正体」、ということでお話していきたいと
思います。

はい、まず、話を始める前に、「常識」という言葉があると思うんですけど。
これは、生まれた土地の文化とか宗教とかが違えば、全部この常識って言うものが
変わってきちゃうわけですよね。なので、戦争なりなんなりっていうのが起こって
いる訳なんですけど。

FX、相場においても、その相場の常識というものと社会の一般的な常識という
ものがあまりにも違うものですから、矛盾を感じてそこに苦痛が芽生えて、トレー
ドが思うようにいかないと、いうふうになってしまうんですね。

だから、ひょっとしたら、相場の常識みたいな常識を基準にね生まれ育った人は、
相場に出会った時も全く何の苦労もせず、当たり前のことのようにトレードして
そして勝ってしまうんじゃないかと。

でも私たちっていうのは、結局そういう生活なり常識なりをしてきていないんです
よね。そういう常識のもとに生活してきていないものですから、そこが難しいんで
すね。
ようは、社会の常識と相場の常識っていうのが全く違うと。

例えば、「努力」という言葉がありますよね。
まあ、一般的に考えれば、努力すれば評価されますよね。
結果が出なくてもなんやかんや言って、それを努力を見ていた人には評価される
じゃないですか。

ところが、相場では、努力、って全く評価されないですよね。
というか、誰も見ててくれないので、評価されようがない訳なんですけど。
そうなると、人間ってどう思うか、っていうと。努力すれば評価されるというのが
当たり前の世の中に生きていますから、評価されないってことに対して憤りを感じる
んですね。これ、冷静に考えればおかしな話なんですけど。相場は中立ですからね。
でも、やっぱり今までの常識というものが、そういう気持ちにさせてしまうんです
よね。

そして、例えば「責任」と言う言葉もありますよね。
例えば一般社会の常識であれば、「責任をとる」って言いながらも結構責任転嫁して
ね、責任のがれできる場面ってたくさんありますよね。
例えば、会社でミスをして責任を取る、って言ったって、せいぜいクビになるぐらい
でね、命までとられることはないわけじゃないですか。
だいたいちょっとミスをしたところで、一つ上の責任者がいてね、フォローしてくれ
たりとかするわけですよね。

相場の場合には、100%自己責任ですよね。
勝とうが負けようが、全資産をとばそうが、全て自己責任で、誰のせいにもできない
んですよ。ここも一般社会と相場の常識の大きな違いだと思うんですよね。

「情熱と努力」。結構みんな好きじゃないですか。
でも、一般的に言えば情熱っていうのはね、持ち続けてやってけば、誰かこたえてく
れる訳ですけど、相場、逆ですよね。情熱持っていても裏切られることのほうが多い
訳ですよね。
このへんも普通に考えたらこたえてくれるはずなのに、なんで裏切られるんだ、と
思っちゃう訳ですよね。そういう感情が芽生てしまう。

まとめると、相場の常識と社会の常識との間ににギャップがあるんですよね、認識の。
この認識のギャップ、これにトレーダーの人はやられてしまうんですよね。この認識
のギャップっていうのが苦痛なんですよね。痛いんですよね。痛いんで、なんとかこ
れを避けようとするわけですよ。この苦痛を避けようという行為が、実はさらに負けを
呼びこんでしまう訳ですよ。

ところが、例えばビギナーズラックってありますよね。なんで、ビギナーズラック、
って起こるか、っていうと、初心者っていうのは最初の段階では損をしていないです
から痛みがないんですよね。っていうか、痛みを知らないんですよね。だから、最初の
損が出るまでは、痛みを感じない訳ですよね。ところが、やってると損を出し始める
わけですよね。そして、その痛みが経験になって、ビギナーズラックっていうのが起
こらなくなってくる。その認識ギャップにはまっていくわけですよね。

まあ、一般的な常識を持った普通の人であれば、こういった苦痛、苦痛、苦痛、という
のが頭にずーっとこびりつくわけですよね。でも、それを苦痛って認識できていないん
ですよね、基本。苦痛、ってことに対して正当化し始めるんですよね。

それが、いわゆる正義の仮面をかぶって、本当は痛い、嫌だ、苦痛なのに、そうやって
素直に思えずに、今度は逆に相場は敵だ、と。相場を敵に回す訳ですよね。相場は敵な
のでやっつけないといけない。負けられないというふうになって。さらに、今度は負け
ないためにもっと知識を得なければいけない。相場のことをもっと知らなければいけな
い、と強く思うわけですね。

そうすると、段階的にですね、苦痛から、今度それが負けられない、やっつけてやろう、
という復讐心になって。さらには自分の思い通りに動かないと変だと。こういう風にする
ためには、もっと知識を得て、分析して、テクニカル分析を一所懸命勉強して、もっと
知識を蓄えれば必ずこの相場を支配できて、復讐も果たせると。そうすれば、痛い目
にも合わない、と。もう、分析こそが苦痛を避ける唯一の方法だと思いこんじゃうんですね。
これが、分析のブラックホールの入口なんですね。

どんどん、どんどん、知識を得ようとする訳ですよ。サポートライン、レジスタンスラ
インもそうですし、トレンドライン、移動平均線、フトキャスティクス、RSI、とに
かくいろんな知識をどんどん、どんどん吸い込む訳ですよ。吸い込んでも吸い込んでも
うまりきれるものじゃないですよね。無数の組み合わせがあるんでね。

このブラックホールに吸い込まれていくことで次に何が起きるかと言うと、今度は何かを
しようと思った時に、判断が遅れてしまうんですね。躊躇してしまう。知れば知る程心が
負ける、と。一所懸命頑張っているんですよ。一緒懸命頑張ってるんですけど、これは
完全にがんばって後ろに下がっているんですよね。後ろ向きの努力。ほとんどの人がここ
なんですよね。一部のわかっている人間は前向きの努力ができているんですよ。でも、
ほとんどの人がここのさっき言った認識ギャップの罠にはまって、後ろ向きの努力しか
できなくなってしまっている。

これは、なぜかというと、どうやって苦痛を避けようか、というところに、焦点、フォー
カスをあてて、そこを深堀りしているわけですよ。苦痛を避ける方法をね。一所懸命勉強
するわけですよ。苦痛を避けるために。ところが、残念ながら、苦痛を避ける方法はあり
ません。これすごく大事なんでね、ぜひ肝に銘じておいて欲しいんですけど。苦痛を避け
方法はないんですよ。一つもないんです。苦痛を避けられないと、っていう前提に立てば、
じゃあどこにフォーカスアンドディープすればいいかと言うと、結局はここなんです。

自分の基準に対して深堀りして、そしてそこに対して絶対の自信を持つ。

ということです。

ここは、深く堀り下げていいと思うんです。
これは、シンプルであればあるほど、効力を発揮します。複雑なのはダメです。
小学生に説明しても十分話が通じるぐらいの、シンプルな基準。
そこにのみフォーカスして、それを検証によって、深堀りしていくと。
そういうことが大事なんですね。

例えば、ラーメン屋さんがあるじゃないですか、ラーメン屋さんで言えば、基準と言えば
「味」のことですよね。「味」というのは、ラーメン屋さんのコンセプトなんですよ。
相場においても自分の基準、ルールというのは、自分の相場に対して向かい合った時の
コンセプトなんですよ。そして、そのコンセプト、味に対してゆるぎのない自信を持たない
といけないんですよ。もちろんね、この味に対して、お店に来たお客さんがね、100人が
100人、うまいというかどうかはわからないですよ。まずいと思う人もいるかもしいれ
ない。二度と来ないお客さんもいると思いますよ。でも、だからと言って、せっかく自分が
フォーカスアンドディープして作り上げたこの味をね、クルクル変えたら意味がないんです
よ。
何が正しいかわからなくなっちゃうんですよ。僕ラーメン大好きなんで、ラーメン屋さん
いろんなところに行ってるんですけど、とにかくですね、僕がラーメン屋さんを選ぶ基準、
っていうのは、いろんなラーメン作っているところには行かないですね。豚骨ラーメンも
ある、和風ラーメンもある、カレーラーメンもある、中華そばもある。そういうところは
たいがいまずいですね。なぜかって言うとコンセプトがはっきりしないですから。深堀り
していないですもん。僕が行くラーメン屋さんっていうのは、例えば中華そば系だったら、
中華そばしか作っていない。味も一種類、あと具が違うぐらい。そういうところに行きま
すね。

これはね、トレーダーの心得的にも同じようなことが言えますよね。あれこれ、例えば
手法変えたりとかしちゃうと、たいがい失敗する訳ですよ。それよりも自分がこのやり方
で自信をね、しっかり検証して自信を持ったなら、それを磨く。それを掘り下げて、さら
に磨く。
もちろん、その過程の中で微調整をかけることもあると思いますけど、とにかくそれを
磨き上げて、味をどんどん良くしていく。そういうのすごく大事ですよね。中華そば屋
なのに、豚骨ラーメンもある、なんていったら、その時点で僕はげんなりしちゃいますよね。
ましてや、ラーメンやっててもうまくいかないから、ラーメンと一緒にカレーもやったら
どうだ?とかね。そんなんなっちゃったら、もう最悪ですよね。そういうラーメン屋さん
必ず失敗しますよね。

で、トレードの目的というのは、一言でいえば、利益を出すことじゃないですか。今の
お店の話じゃないですけど、すべてのお客さんにうまいと言わせることが目的じゃない
んですよね。だから、すべてのトレードで勝つ必要はないんですよ。利益って何かって
いったら、売上から経費を引いたのがざっくり言ったら利益ですよね。大事なのはここ
ですよね、利益です。

例えば、1日単位で見たら、売上よりも経費がかかる、ということもある訳ですよね。
そういう場合は利益はマイナスですよ。それは、それで、そういう日もある訳です。
大切なのは、一貫して例えば月トータルで、利益が残るかどうかですよ。月トータルで
利益を残そうと思うのであれば、味をクルクル変えちゃいけないんですよ。
要は、一定した利益を出すということは、イコール、自分が自信を持っている味を追求
していく、ってことと一緒なんですね。

はい、今日のお話である真面目なトレーダを苦しめる魔物の正体、っていうのは、常識
のギャップだということですよね。相場と一般社会とがあまりにも常識が違う、という
ことに対するギャップが苦痛を生んで、その苦痛にとらわれると、それを避けるために、
知識をどんどんどんどん入れて、知識量でカバーしようとするわけですけど、それをや
ればやるほど、後ろ向きの努力になってしまうと。後ろに下がるために、努力をしちゃっ
ているということ。

それと、大事なのが、自分の基準を持つこと。
自分の基準って言うのは、ラーメン屋で言ったら、自分の味ですよね。その味に自信を
もって、それを深堀りして、追求していくと。そうすることによって、一貫した利益を
あげれるトレーダーになっていくと、いうことなんでね。

今日は、結構大事なお話をしたと思いますので、是非ね参考にして頂きたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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